多発する台風被害

先日、最大風速70mというなかなか馴染みのない数字での予報が出た台風10号ですが、今回ばかりは強い危機感を持ち、早めの備えをした方が多かったようです。

ここ最近は台風被害が拡大しており、テレビでも毎年のように各地での被害が報道されています。

台風の被害といえば、水害、風害様々ありますが、停電の復旧に大変時間が掛かって不便な思いをした、という方のニュースをよく見るようになってきました。

じつは日本の停電回数と停電時間の統計によると、この30年間でその回数・時間ともに大幅に減少し、電力の安定感は世界でもトップ水準を誇っています。

ですが、そういった中でも自然災害に起因する大規模停電などは多発しておりますし、いざ停電になってみると復旧まで本当に大変な思いをした、という方のお声もあり、対策として「蓄電池への興味」も年々高まっているようです。

当社への蓄電池のご相談が増加したということもありますが、Googleのサービスの一つにある「Googleトレンド」でもその興味の高まりは顕著に見ることができます。

Googleトレンドとは

Googleトレンドとは、現在や過去にどのようなキーワードがどの程度検索されているかを調べることができるツールです。世間のニーズがどこに向かっているかを把握できる優れたツールで、そのキーワードの人気度を知ることができます。

あくまでも人気度の推移がわかるツールで、実際の検索数というわけではないのですが、このツールを使って「蓄電池」のキーワードを調査してみるとこのような結果が出てきます。

これは過去12ヶ月の推移ですが、やはり昨年2019年に猛威を奮った台風15号が関東を直撃した9月上旬の直後を「100」として、先日の台風9号、10号が九州に上陸した2020年9月上旬に「94」という人気度となっています。

そして過去5年間のトレンドを見てみると、

やはり2019年の9月を「100」として、2020年9月が「94」。そして2018年の9月上旬が「84」という人気度になっています。

2018年は台風21号が9月4日に「非常に強い勢力」で四国に上陸し、記録的な暴風と大規模な高潮をもたらしました。

2019年の9月以降も数字が高いのは、固定価格買取制度が11月に終了となるご家庭からの検索もあると思いますが、この数字で見てもこの数年間は蓄電池を災害対策として興味を持って調べている方が多いようです。

すでに蓄電池の黎明期は終わりを告げ、現在は本格的な普及が進みはじめています。

売電単価の下落による経済的な対策はもちろん、これからさらに多発すると予想される災害対策としてご検討されてみてはいかがでしょうか。