こんにちは、三神です。ここ最近雨の日が多くなってきまして、いよいよ関東地方も本格的な梅雨入りとなりました☔


雨があまりに降らないと困ることも承知なのですが、やっぱり雨の日は過ごしにくく、お出かけの予定でも入っていようものなら残念な気持ちになってしまうのも致し方のないこの季節。

しかし何事も視点を変えれば必ず良い面も見えてくるはず🤩

実はこの季節に最適なことが「障子の張替え」。
ジメジメ、ムシムシしているこの季節だからこそ気分も一新、張替えのご検討をしてみてはいかがでしょうか?

もともと我が家でも障子の張替えは年末の大掃除のときにするものというイメージが昔からありまして、それ以外の季節になぜ・・・?と思ったりもしたのですが、

しかし、考えてみれば梅雨時の湿気で障子がゆるくなってしまうことは事実思い当たりますし、年末に張替えをするのにもさしあたって理由は「もののついで」ということでしかなかったりします。

冬に寒い思いをしながら張替えをするくらいであれば、今この季節に爽やかな風を感じながら快適に張替えができる、ということももちろんメリットの一つです。

 

それではなぜこの梅雨時に障子の張替えが最適なのかといいますと、最大の理由はそのジメジメとした「湿気」にあります。

障子紙の特性として湿気を吸うと伸びるため貼りやすくなり、乾いてくるとピンっと縮み上がってきれいな仕上がりとなります。
よく張替え時に霧吹きでシュッと水を吹きかけているのを見たことがありますが、それも理由は同じです。

そしてこの「キレイに貼れる」ということが実はこれからの季節に大変重要で、障子がキレイに貼ってあることでこれからの暑い季節を快適に過ごすことができるんです。

というのも、何気なく昔から目にする障子紙ですが、実は驚くべき機能を持っています。
障子紙がキレイに貼られていると、その機能を最大限に得ることができるんです。

【障子紙の機能】

1】遮光性

直射日光が当たるお部屋も障子紙が貼ってあれば、適度な遮光効果が得られます。
和紙の光の透過率は約40~50%程度ですので、暗くなりすぎないくらいに自然の日差しを取り入れながら、ちょうど良い塩梅で日光を和らげてくれます。


ちょうどよい塩梅というのは、障子が日光を拡散してくれることで、気持ちの良い柔らかい日差しが部屋中に均一に広がる感じです。
もちろん使われている和紙の素材を変更することで、更に遮光性の高いものにすることも可能となります。

2】通気性

障子紙に使われている和紙は、外気のフィルターとしての役目も果たします。空気を自由に通しながら浄化する、自然の空気清浄機のような効果があります。


気密性の高い住宅も今では多くなりましたが、障子紙を取り入れ通気性を高くした住宅では、アレルギーの原因となる物資が室内から減少する効果もあるようです。

3】断熱性・保温性

基本的な断熱効果は高性能な窓や分厚い断熱材には及びませんが、そういった方法に加えて障子紙を利用することで、
更に断熱効果が高まります。紙一枚に高い断熱効果がある訳ではありませんが、その紙と窓の間に挟まれた空気が、熱を逃しにくくしてくれた結果、部屋全体が冷えにくくなるようです。


これは隙間ができるカーテンには期待できない機能です。

4】吸湿性

昔から「和紙は呼吸をする」と言われるように、和和紙には特有の吸湿性があります。
この吸湿性から、冬場の室内で起こりがちな結露を防いだり、カビを繁殖させづらくしてくれます。

5】デザイン性

そして今の障子紙は様々な色や素材があり、デザイン性が高いのも特徴です。
キャラクターのイラストや、季節の草花のデザイン、色とりどりのものまで、気分によって張り替えることも可能です。

参考までですが、こちらの障子メーカーさんは様々なデザイン障子紙や多機能障子紙を開発されています。

さて、梅雨入りが本格化したこの季節を楽しく乗り切るために、まずは障子の張替えをしてみてはいかがでしょうか?

もちろんアイライフでも障子、ふすま、網戸などの張替えもご相談頂けます!
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