こんにちは、三神です。
最近お客様宅にて、施工前と施工後のお写真を撮影させていただくことがよくあります。📸
調べてみると当社ホームページでも施工事例コンテンツの閲覧数は安定して上位なように、やはり文字でいくら説明されるよりも写真で見たほうがわかりやすいのは当然だと思います。
一説によると、写真は文字の7倍の情報量があり、こと動画に至っては文字の約5,000倍の情報を伝えることができるそうです。
真偽の程は定かではありませんが、ちょっと試してみましょう。
私の会社のデスクには、小さなチンパンジーがごろりと寝そべっています。
全身の力はだらりと抜けているのにもかかわらず、日差しが眩しいのか右手で顔を覆い、日がな一日動くこともなく、来る日も来る日もまんじりとしています。
体はやや茶の掛かった黒い毛に包まれていますが、胸の部分はそこだけ剃っているのかと思うほど毛がない状態です。
それほどまでに動かないのはもちろん、本物のチンパン君ではなく、ガチャガチャで買ったおもちゃのチンパン君だからです。
そしてその横には同じく動くことのない白猫が、同じポーズで横たわっています。
まさに駄文!読むことで貴重な人生の時間を数秒~数十秒無駄にすることうけあいの、本来なら掲載することも憚られる申し分ない駄文です。
それではこれを写真でみるといかがでしょう。
・シャーペンとの比較で「小さな」がどれくらいのサイズかわかる。
・「だらり」の感じ、ポーズがすぐわかる。
・顔を覆っている手は右ではなく、左であるという間違いもわかる。
・毛の感じ、色味なども伝わる。
・横に猫がいることも一目瞭然。
・当然本物のチンパンジーでないこともひと目で明白。
と、いうように、確かに7倍くらい伝わっている気もしますし、文字で間違えて伝えてしまっていることも写真でみると気づいたりします。
これは結構大事なことで、正確な情報をお伝えしようと思ったら文字よりも写真や動画を多く掲載するほうがよいはずです。
なので今後もできるだけこのホームページには写真や動画を多用して、お客様にアイライフのことがわかりやすい、伝わりやすいようにしていきたいと思っています。
しかし写真というのは何も考えずにシャッターを押してしまうと、あとで見たときに何を伝えたいのかよくわからないものになっていることがほとんどだったりします。
まずは見せたいものを、どのように見てほしいのか、自分がユーザーだったらどんな部分を見たいのか、そのあたりを考えつつシャッターを押さないといけません。
そこで重要になってくるのが「構図」。
この「構図」を意識して撮るだけで「それっぽい」写真に見えるようになります。
私は室内や家の外観を撮る機会が多いのですが、今回はそれだけではない基本的な構図を紹介しておきます。
まず「日の丸構図」。
読んで字のごとく日本の国旗の「日の丸」のように被写体を真ん中に配置する構図です。
例えば誰かに「ちょっと写真撮って。」と依頼するとまずこの構図で撮影されることが最も多い、とてもシンプルな構図です。
ですがこの「シンプル」ということが実は大変難しく、シンプルが故に「つまらない」というイメージを与えることもある、「ただなんとなく撮ってみる。」この失敗が如実に現れてしまう、なんとも初心者泣かせの構図と言われています。
こんな感じ。
これを少し構図を変えることで、誰でも簡単になんとなく素敵な写真となる必殺技。
それが「三分割法」です。
この緑のライン上、赤丸のポイントに被写体を配置するだけであら不思議、なんとなく見栄えの良い感じの写真に見えてきます。
こんな感じ。
いかがでしょう、絵に安定感や適度なスペースが生まれてだいぶ見やすくなったのではないでしょうか。
まあ、正直な話厳密に3分割しているわけではありませんし、あくまでも目安でよいと思います。
大切なのは「誰に何をどう見せたいか、見る人が何を見たいのか。」
これを意識するだけで、自ずと構図が安定し、見やすく伝わりやすい写真が撮れるようになるはずです!多分!
また次の機会に他の構図等、知っていると少しだけ良い写真が撮りやすくなるノウハウもご紹介していきますね。
そして構図を決めるときにはレンズの画角(写る範囲)も大切です。
ちなみに建物写真を撮影するにはできるだけ広角なレンズが望ましいのですが、現状私の使用しているレンズは広角側が少し物足りない。
リフォームのビフォーアフターはディティールのみならず、全体像をしっかりとお見せしないと正確なイメージが伝わりにくいのです。
現在使用使用しているのは最大で24mm(iPhoneなどスマホはだいたい28mmほど)なので、建物の外観は良いとしても、トイレや浴室なんかはもう少し広いレンズが必要です。
レンズの焦点距離と画角です。※ざっくりしたイメージです。
できればもうしばらくしたら機材面もより強化して、もう少し見ている方にもわかりやすい、伝わりやすい写真を撮れればと思っています。お楽しみに!
最後に、私のデスクにはチンパン君と猫ちゃんだけじゃない、セイウチだっているんだ!ということを皆さんに見せたいので一応撮っておいた写真も掲載しておきます!
それではまた!